発達障害で障害年金を申請するためにやったこと~必要書類の確認など

2016年9月の新ガイドライン適用後に発達障害の病名で障害基礎年金を申請し、2級が認められ、現在受給中です。認定日請求も認められました。

社労士は使わず、ほとんど自分で申請をしました。

時間はとてもかかりましたが、自分でやって良かったと思っています。

少しでもこれから自分で申請する方の参考になればと思い、この体験談を覚書として記します。

前回は初診日の確認、受給要件の確認、申請書類を貰いに行きました。

発達障害で障害基礎年金を申請するためにやったこと【その1】
広汎性発達障害/ADHDで障害基礎年金2級(新ガイドライン適用後)を申請し受給できた体験談。まず最初にやって良かったことを記録しています。

今回は申請書類の確認、受診状況等証明書の取り寄せ、病歴・就労状況等申立書の下書きです。

あくまで障害【基礎】年金、成人後初診の場合の体験談となります。障害厚生(共済)年金、20歳前初診(20歳前傷病)の場合は少し申請の仕方が変わってきますので、注意が必要です。

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ざっくりとした流れ【第二関門】

今回振り返る第二関門のざっくりとした流れは以下の図の通りになります。あくまで一例です。案外スカスカですが、やってることは濃い内容になってます。

さて、順を追ってどのような作業をしたのか振り返っていきます。

申請書類の確認

前回の記事では、申請書類をもらいに行くところで終わりました。
今回は、それが揃っているかな?という確認から始まります。

「役所が渡すから、揃ってないわけないでしょ…!?」と感じる方もおられるでしょうが…

分割的に渡してきたり、そもそもあまり障害年金の業務に慣れていなかったりして、渡す書類が不足していることがあるそうです。

きちんと確認してくださいね。

以下、僕の申請に必要だった書類一覧です。書類の意味は今は考えなくて大丈夫です。

すべて1部ずつ必要です、太い赤字のものが今回解説するものになります。

 (1)年金請求書(国民年金障害基礎年金)
 (2)受診状況等証明書
 (3)診断書【認定日請求用】※事後重症請求のみする方は不要
 (4)診断書【事後重症請求用】
 (5)病歴・就労状況等申立書
 (6)障害給付請求事由確認書【認定日請求用】※事後重症請求のみする方は不要

ここから先は自分で用意する必要があるものです。

 (7)住民票【本人・世帯全員】、本籍・続柄・住民票コードが記載されたもの
 (8)預金通帳の原本(請求者名義のもの)
 (9)障害者手帳(精神保健福祉手帳)
 (10)認印
 (11)年金手帳

どうですか?意外に多い?少ない?と思った方も、どちらもいるかと思います。

青いテーブルに示した(1)~(6)は全部重要な書類ですので、出来上がった後は必ずコピーを取るのを忘れずに。

特に(6)の障害給付請求事由確認書を職員の方が渡すのを忘れがちなんです。

ちなみに、封がしてある状態で診断書渡された場合、「開封しないでください」と言われても僕は開封してしまう派です。

診断書の開封は賛否両論あるかと思いますが、病状が悪化する方ならしないほうがいいかもしれません。

役所の方に「封を開けてしまったら無効になるというのは本当ですか?」と尋ねました。

「封を開けたということで無効になるということはありません」とのお答えをいただいたので、一応それだけは知っておいていただけると嬉しいです。

これとは別に、僕は日本年金機構の「障害年金ガイド」というA4判のパンフレットが貰えました。

中身を読んでおくと、制度のあらましなどが良く分かるので、余裕があるときに読んでおくと、為になりますよ。

書類が無事に揃っていたので、いよいよ最初の書類の請求に行くことになりました。

受診状況等証明書の作成依頼

発達障害で障害基礎年金を申請するためにやったこと【その1】でも書いたように、初診日はとても大事です。

現在通っている病院と精神的な病状でかかった「初診の病院」が違う場合、「受診状況等証明書」というものを作成を依頼しなければなりません。

受診状況等証明書は日本年金機構HPからダウンロードできます。参考受診状況等証明書を提出しようとするとき | 日本年金機構

僕の場合、初診【大学近くのメンタルクリニック】→通院中止→家の近くの精神科へ→現在の病院。

という転院状況でしたので、【メンタルクリニック】に受診状況等証明書をお願いしなければなりませんでした。

電話をして事情を説明したところ、郵送で返信用封筒と一緒に送ってもらえれば、書類代振り込み用の用紙と証明書を送り返します、とのことでした。

「医者が合わなくてつらかったから転院したのに、受診状況等証明書のためにもう一度診察させられた」という話も聞いていたので、かなりビクビクしていましたが、一安心。

すぐに書類を送り、1か月かからないくらいで作成していただけました。

念のため、受診状況等証明書の6.に記載されている初診日と、確認しておいた初診日が合っているか確認しましょう。

また、以下の画像の通り、受診状況等証明書の10.で「本人の申し立てによって作成したものです」というもののみに○がついていると、初診日の証明として受け付けてもらえません。

(印鑑がちゃんと押されているかも確認しましょう、案外忘れるお医者さんいます…笑)

何か問題があったら、自分が持っている初診日の領収書やお薬手帳なども持ち寄り、訂正してもらいましょう。そこまでするのは、とても大変ですが…

病歴・就労状況等申立書の準備

申立書(正式には、病歴・就労状況等申立書)を書く準備をしていきます。この作業はとてもとてもとても大変なので、準備を念入りに行いました。

何が大変かというと、

  • 初診から(発達障害の場合は生まれたときから)現在の生活状況を振り返らなければならない
  • それを文字におこさなければならない
  • それを何度も読み返さなければならない

これらでおそらく体調を崩します…。PCで打ち込み提出したのですが、手書きしかできない方はもっと大変になります。

申立書は日本年金機構HPからダウンロードできます。
参考病歴・就労状況等申立書を提出しようとするとき | 日本年金機構

生まれたときから3年ごとに振り返った

生まれたとき(発達障害や知的障害ではない方は発症時期から)から現在の状況を振り返る、というとかなり期間が長く呆然としてしまいます。

申立書には3年から5年ごとに区切って書くように指示がされています。

僕は小さいときに発達障害と思われる症状が多く見られたので3年ごとに区切ることにしました。

通知表の内容・親の証言が役立った

生まれたときから3年ごとに区切るなんて言っても、せいぜい記憶が残っているのは幼稚園くらいからでした。

それまでの期間は、発達障害の確定診断のときも使われた両親の証言(内向的だが落ち着きがない、など)が役に立ちました。

幼稚園以降の記憶は、通知表の内容や第三者に良く言われた「成績優秀だが情緒不安定さや落ち着きのなさが多くみられる等」などの記述をピックアップしていきました。

教師など、大人の第三者の指摘があったことを記載するほうが説得力があります。

それをまだ清書はせずに、Wordやメモ帳にでもいいので軽く箇条書きしていきます。

自分の年表を3~5年ごとに作っていく意識でした。

転院・中断の時期がある場合はその理由も忘れずに

転院・中断は大きな出来事になります。

僕は「一時的に症状が良くなり治ったと過信したので中断したら病状が悪化したが、もう遠出はできなかったので家の近くの精神科に駆け込んだ(例)」と書きました。

ちゃんとした理由が無い場合は注意が必要だと思います。

時期に空白を作って書いてはいけないルールなので、必ず理由とその期間何をしていたかを書きましょう。

苦しさを訴えるのではなく、具体的な症状を訴える

少しずつ時系列で病状を年数ごとに区切って下書きしていきます。

後程詳しく説明したいと思っていますが、僕が気を付けていたのは、「経済的に苦しいので~」とかいうのを書かない、ということです。

障害年金は「生活が苦しい人に与えられる年金」ではなく、「障害が一定以上の人に与えられる年金」だからです。

例えば「毎日つらくてベッドで寝ていた」という文章も、伝わりづらくちょっと説得力に欠けます。

ここで「毎日のように体にだるさを感じ、外に出るとみんなが見ているような視線を感じ怖く、気分が落ち込みベッドで寝ていることが増えていった」と書くと、「精神的な症状でやむを得なかったんだ」ということが伝わります。

もちろん、嘘を書いてはいけませんよ。

参考になれば幸いです。

とうとう本格的になってきた申請作業

とうとう本格的になってきたので、僕も振り返るのがだんだんつらくなってきました(苦笑)

ここでもう一度おさらいしてみましょう。

  • 申請書類が揃っているか確認する
  • 受診状況等証明書の作成依頼/完了したら確認
  • 病歴・就労状況等申立書を書く準備
  • 病歴・就労状況等申立書は時系列(3~5年ごとに区切って)書く。空白期間を出さない。
  • 生活の苦しさではなく、どのような症状があったかを具体的に思い出してピックアップする。

以上が大事なポイントだったなぁと今実感しています。

いよいよ次は病歴・就労状況等申立書の作成に入っていきます。

障害年金の病歴・就労状況等申立書の書き方~記入例あり
障害年金申請の中でも自分の気持ちを訴えられる「病歴・就労状況等申立書」。何から手を付けたらいいか分からない方は多いと思います。例文つきで分かりやすく解説します。

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