病歴・就労状況等申立書/裏面の書き方~診断書との整合性に注意

2016年9月の新ガイドライン適用後に発達障害で障害基礎年金を申請し、2級が認められ、現在受給中。

認定日請求も認められました。社労士は使わず、ほとんど自分で申請をしました。

前回の体験談では、年金請求書を書き上げました。いよいよ最後の書類の「病歴・就労状況等申立書の裏面」です。

年金請求書の書き方と、事前に準備しておいたほうが良いもの3つ
発達障害で障害基礎年金2級受給中。終盤に取り掛かるべき「年金請求書」について、日本年金機構の公式記入例をもとに注意したほうがいいこと、事前に準備したほうがいいものをまとめました。

表面についても念のため見直しておきましょう。

障害年金の病歴・就労状況等申立書の書き方~記入例あり
障害年金申請の中でも自分の気持ちを訴えられる「病歴・就労状況等申立書」。何から手を付けたらいいか分からない方は多いと思います。例文つきで分かりやすく解説します。

表面は発症(発達障害や知的障害の場合は生まれたときから)から現在までを事細かに書かなければなりませんでしたが、裏面は1枚、ほとんど選択式なのでそこまで膨大な時間はかかりません。

解説はあくまで一当事者の体験談や知識に基づくものです。最終的に書類をどう書き上げるか・また受給・不支給については責任が取れませんのでご注意ください。
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取り掛かるのは診断書がそろってから

認定日請求で遡及する方は、認定日の診断書と事後重症分の現状の診断書の2通、事後重症請求の方は、現状の診断書が出来上がってから取りとりかかってください。

なぜなら、診断書と少し似ている「日常生活状況」という自分で4段階チェックを入れるところがあるからです。

ここが診断書と大きくかけ離れていると、診断書or病歴・就労状況等申立書どちらかが説得力に欠けてしまいます。

病歴・就労状況等申立書のダウンロード

パソコンから書く方は、病歴・就労状況等申立書のフォーマットは以下からダウンロードできます。

参考病歴・就労状況等申立書を提出しようとするとき | 日本年金機構

事前に用意するもの

  • 鉛筆・ボールペンなど筆記用具
     
  • ExcelかPDF書き込みソフト(PC入力の方のみ)
     
  • 印鑑
     
  • 受診状況等証明書
     
  • 認定日時点の診断書(認定日請求する方)
     
  • 現状の診断書
     
  • 精神保健福祉手帳など、各種障害者手帳
     
  • その他、認定日時点や現状の生活状況や就労状況が分かるもの

裏面に記入するのは1枚のみでOK。署名捺印は全頁に

病歴・就労状況等申立書は人によっては5枚程度にわたることもあります。

この場合裏面はどこに書けばいいの?となると思いますが、いずれか1枚の裏面に記入すればOKです。

読みやすさを考えれば、1枚目の裏面が良いかと思います。

裏面の最後にある個人情報の記入・署名・捺印は全頁にする必要があります。

残しておいた表面の病名を埋める

表面を書いた際、病名は「診断書が出来上がってから転記」としました。

ここで診断書が2通出来上がったので、表面の病名欄を埋めてしまいます。

認定日・現状ともに病名が一緒であるならばそのまま同じ病名を写せば全く問題ありません。

ただ、違う場合はどうすれば良いのか。

良く見ると、「病名」ではなく、「病歴状況」と書いてあるので、病名は2つ書いてもいいのではないかと思います。

障害認定日の状況を書いていく

受診状況等証明書、障害認定日の診断書を用意してください。

障害認定日の日付、就労状況、生活状況を書いていきます。

障害認定日

1.障害認定日を書きます。

認定日の診断書に認定日がそのまま書いてあればいいのですが、障害認定日の診断書は「障害認定日から以後3か月以内の診断書であればよい」ということになっているので、必ずしも認定日に合わせて書いてあるとは限りません。

「受診状況等証明書」は必ず初診日に合わせて書いてあるので、それから1年6か月後を計算して書きましょう。2010年3月10日が初診日の場合、2011年9月10日が障害認定日となります。

障害認定日とは?基本は初診日から1年6か月、期間や例外に注意
「広汎性発達障害/ADHD」で現在障害基礎年金受給中の筆者が、ややこしい障害認定日、初診日、遡及について分かりやすく解説します。

就労状況

障害認定日時点で就労していた方は就労状況を書きます。

就労していなかった場合は2~5は空白でOKです。

5.の「仕事中や仕事が終わった時の身体の調子について」は、何もなければ何もないで良いと思うのですが、精神・発達障害を持っている方は緊張の糸がほぐれた後にどっと疲れが出やすく体調不良になる方が多いです。

それも思い出して、「どのくらいの頻度で」・「恥ずかしがらず」・「具体的にどの程度影響が出ていたか」思い出してみてください。

(例)仕事が終わった後は、ほとんど毎日体調不良(主に吐き気や腹痛)に悩まされ自宅に帰るまで駅のトイレに駆け込むことが多かった。
そのため帰宅してからも自炊はほとんどできず不規則な食生活を送っていた…など。

6.の「就労していなかった場合はその理由」ですが、複数選択可能です。

僕は就労していなかったので、正直にアとオ.その他で家庭の事情で働く時間が無かった、視線が怖く働く自信が無かった、などと書きました。

日常生活状況

日常生活状況を書いていきます。ここで認定日時点の診断書と照らし合わせながら書いていきます。

7.日常生活の制限についてです。ここは、認定日時点の診断書と厳密に合ってなくても大丈夫なのですが、大きくかけ離れていると病歴・就労状況等申立書がオーバーに書かれていると捉えられかねません。(逆もあり得ます)

例えば、認定日時点の診断書の「(1)適切な食事」の項目に「できる」とついていたとします。(障害年金を検討する方で、「できる」にチェックがつく方はあまりいないと思いますが、この場合は一例として見てください。)

ここで、裏面の食事に関すること-「食事・炊事」に「自分は食事も炊事もまともにできなかったよ…」と4の「できなかった」をつけると、認定医にとっては、『医師は「できる」と言っているのにどちらが言っていることが正しいのだろう…?』となってしまします。

ここでどうするかは個人の判断になってきます。

僕は裏面と診断書でそこまでかい離は起こらなかったので何とも言えません。

ここで診断書の訂正を要求するのは文書偽造に抵触しますし、自分ができなかったことを「できなかった」と正直に言わないのも違う気がします。

間をとって、この例では自分の訴えを書ける「病歴・就労状況等申立書」のほうを「4」ではなく「3」に直してみるのが良いのではないかと思いました。

8.「その他日常生活で不便に感じたこと」ですが、精神・発達障害の方ならここが無い、ということは無いと思います。就労状況の記入欄と同じように、「どのくらいの頻度で」・「恥ずかしがらず」・「具体的にどの程度影響が出ていたか」思い出してみましょう。

特に発達障害の方は、聴覚過敏や視覚過敏でつらい思いをされている方が多いと思います。それも大事な情報です。

ここで訴えなければ伝わりません。多少はみ出しても大丈夫なので書いてしまいましょう。

現在(請求日頃)の状況を書いていく

現状の診断書、各種障害者手帳(持っている方)を用意してください。

ここからは、現在の状況を書いていきます。認定日から現在に置き換えるだけで、書き方は認定日時点の就労・日常生活状況と変わりません。

現状のことを書くので、むしろ書きやすいのではないかと思います。

8.9の障害者手帳の記入欄も、現状のありのままを書けばOKです。

手帳○級だからとか、持っていないというだけで不支給になることは無いです。(嘘を書いてもバレますしね)

最後の署名捺印を忘れずに!

最後の見直しが終わったら、PCで作成した方は印刷をかけ、日付や住所の記入、署名・捺印をします。

この欄は紙が5枚にわたっていたら5枚全部に書かないといけないので大変です…書き損じに注意して下さい。

僕は自分の住所や名前でさえ頻繁に不注意で間違えるので、最後の最後で間違いたくないと思い、鉛筆書きで下書きしてから清書しました…

裏表印刷ができず1枚が2枚になってしまった場合でも割印があれば1枚の書類として認めてもらえます。(各自治体によって扱いが違うかもしれませんので、一応確認を取ってください)

最後の最後に見直しをしてみよう

提出に行く前にあと少し必要書類を取り寄せに行ったりしますが、その前に見直しをしてみましょう。

病歴・就労状況等申立書だけではなく、意外にも捺印漏れがあったり(実体験)、年金請求書の年金加入記録が間違っていたり(実体験)しますので念には念を押してください。

ようやく自分で書く書類関係は終わりました!とりあえずお疲れ様でした。ここまで読んでくださった読者の皆様にも感謝です!

次回はいよいよ最終チェックをし、緊張の提出に行きますよー!

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