障害年金の認定基準って知ってる?精神障害と発達障害をチェック!

こんにちは。障害基礎年金2級を発達障害で受給中のユウキです。

今日は、障害年金で意外と知られてないように思う「認定基準」についてお話します。

認定基準とは、等級の判定の元となる基準のことです。日本年金機構でちゃんと公開されています。

障害年金の申請を準備する前に、自分は基準を満たしているのかどうなのか?ぜひ確認しておきましょう。

少し噛み砕いて説明しています。

認定基準はあくまでひとつの目安です。その他の資料も元に総合的に等級は判断されますのでご注意ください。

参考国民年金・厚生年金保険 障害認定基準 第8節 精神の障害|日本年金機構

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精神の障害の全体的な認定基準

精神障害の認定基準
1級  日常生活の用を弁ずることが不能である程度
2級  日常生活が著しい制限を受けるか
日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度
3級  労働が制限を受けるかまたは
労働に制限を加えることを必要とする程度

「用を弁ずる」というのは難しい言葉なんですが、「用を済ませる、用を足す」という意味があります。よく1級は「寝たきり状態」なんて言いますよね。

「用を足す」というのにも単純に「用事を済ませる」と「トイレを済ます」という2つの意味があり、どっちの意味かによるのですが、やはり「トイレを済ますのさえ難しい状態」を指しているのだと思います。

上記の表を前提として、病気ごとにも認定基準が設けられていますので、見ていきましょう。

統合失調症の認定基準

統合失調症の認定基準
1級  高度の残遺症状や人格変化、妄想や幻覚等の異常体験が著明なため常時援助を必要とする程度
2級  残遺状態・病状で人格変化、妄想や幻覚等の異常体験があるため日常生活が著しい制限を受ける程度
3級  

残遺状態・病状があり人格変化の程度は著しくないが、幻覚や妄想等の異常体験があるため労働が制限を受ける程度

統合失調症の場合は、この認定基準を見る限り、「人格変化が著しいか」によって認定が変わってくるかもしれません。

統合失調症は最初は陽性症状(幻覚/幻聴など)から始まり、放置しておくと陰性症状(意欲の低下や無気力、人格変化)に移行していき、最後には荒廃状態になってしまうとされています。(今の医学ではあまりここまで進んでしまう人はいないようですが)初期で寛解する人は陽性症状だけの人も多いんだそうです。医学は進歩しています。

気分障害(うつ病、双極性障害など)の認定基準

気分障害の認定基準
1級高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつこれが持続したり頻繁に繰り返したりするため常時援助が必要な程度
2級  気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつこれが持続したり頻繁に繰り返したりするため日常生活が著しい制限を受ける程度
3級  

気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その症状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返すため、労働に制限を受ける程度

「高度の気分、意欲・行動の障害」とは、例えばうつでベッドから出られない、双極性障害の躁状態で大量のお金を使ってしまうなどといったことがあげられます。

「思考の障害」とは、単純にネガティブになってしまうとかそのようなことだけではなく、「集中することが難しい」とか、「判断力が鈍る」と言ったことから「自分は天才だと思っている」などと言ったことも含まれます。

発達障害の認定基準

発達障害の認定基準
1級社会性やコミュニケーション能力が欠如している。かつ、著しく不適応な行動が見られるため、日常生活に適応できず常時援助を必要とする程度。
2級  社会性やコミュニケーション能力が乏しい。かつ、不適応な行動が見られるため、日常生活に適応するために援助を必要とする程度。
3級  

社会性やコミュニケーション能力が不十分。かつ社会行動に問題が見られるため労働に著しい制限を受ける程度。

日本年金機構の認定基準の中では、「コミュニケーション能力」というのは欠乏(ほとんど無い)>乏しい>不十分。という順で考えておられるようです。

”不適応な行動”というと、例えばですが、ASDだとするとその場で言ってはいけないことを思ったからと平気でどんどん言ってしまうとか、話し出したら止まらないなど。

ADHDだと、待ち合わせ時間にどうしても遅刻してしまうだとか、時間の管理ができない、タスク管理ができない、マルチタスクができない、などです。(あくまで典型的な例です)

どの程度不適応行動が”著しいか”、”著しくないか”というのって、その場の雰囲気とか時と場合によると思うんですけど、どうなんだろう?と思ってしまいました…

認定基準に加えて新ガイドラインも重要

この認定基準に加えて、新ガイドラインに記述されている「スペック」や「総合評価の時に考慮する点」がポイントになってきます。

参考『国民年金・厚生年金保険 精神の障害に係る等級判定ガイドライン』等|日本年金機構

障害年金の診断書のスペックとは?

認定基準は良く読んでおこう

認定基準は、病気によって明確に違いがありその基準も様々だということが分かりました。曖昧だったり難しい言葉が多く使われており少々理解が難しいかもしれません。

受給にかかわることですのでしっかりと読んでおくことをおすすめします。

僕自身、読んだときには「発達障害のこういう症状って”不適応行動”っていう言い方するんだ~なるほど~」って思って若干悲しいような複雑な気持ちでした。なんだか医学用語で言われちゃうとドキッとしますよね?

以上、認定基準についてのお話でした。

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