大人の発達障害、初診で確定診断は怪しい?気を付けるべきこと

こんにちは。発達障害でASDとADHDのコンボのユウキです。

僕は4年くらい前に発達障害と診断されましたが、それは精神科に通院するようになって2年経ってからでした。

主治医は「発達障害の気はある」と思いながらも、教えてくれてなかったみたいなんですよね。

最近発達障害が増えてきてる、増加傾向だなんて叫ばれていますが、実際のところどうなんでしょうか?

僕は、「昔から発達障害の人は多くいたけど、より広く認知されるようになって、診断されるようになったに過ぎない」と思っています。

診断が多く出されるようになったぶん、弊害も出てきたように思います。

たまに聞くのは、「初めて病院に行って、診察受けたらADHDの診断を受けた」というものです。

ハッキリ言うと、初診でロクな検査もせずに問診票や軽い診察だけで、「発達障害です」と診断するのはおかしいと思っています。

最近こういう病院が増えているように感じるので、皆さんも気を付けてほしいという意味を込めて、お話させていただきます。

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発達障害を初診で一発診断はおかしい。その理由

発達障害は、「十人十色、症状が違う脳の機能障害」と考えていただければと思います。

発達障害に似た症状は、他の精神疾患でも出ることがある

一番の理由はこれです。

ADHDなら、「片付けられない、集中力が無い、注意力が散漫になる…」などと言った症状が現れることがありますが、この症状は「うつ病」の初期症状としても現れることもあります。

注意力が散漫になっている場合、なぜ注意力が散漫になっているかも考えなければなりません。

もし幻聴が聞こえていたら、統合失調症の可能性も考えられます。

ASD(自閉症スペクトラム症、アスペルガーとも)は、「社会性の障害、コミュニケーション能力の不足、共感能力に乏しい」などが挙げられますが、この場合は人格障害や社交不安障害などの可能性も考えられます。

身体的な疾患でも症状が出ることがある

身体的な疾患でも、ADHDのような症状が出ることがあります。

代表的なものだと、睡眠時無呼吸症候群です。

睡眠時無呼吸症候群は、朝起きられないほどのだるさ、日中の眠気、集中力のなさが症状に現れることが一般的です。

初診だと先入観から入るおそれ

初診だと、問診票に症状を書きますよね。

患者さんは自分が「発達障害かもしれない」と思っているので、発達障害にまつわる症状を優先的に書いてしまいます。

問診票を医師は最初にサラッと読みます。そうすると「発達障害かな」と思ってしまうのは当然のことです。

慣れない病院での診察で、ソワソワ落ち着きがない感じをしていると「発達障害ですね」となってしまうわけなんです。

発達障害は現時点では治らない障害

発達障害は現時点では完治はしない障害です。

上手く付き合っていくしかありません。

「発達障害です」と言われると今までの苦しみの原因が分かって、安心する人もいます。

ですが、かえって「私って治らない障害なんだ…」と落ち込んでしまう人もいるのです。

人生を左右するかもしれない障害名を、初診で告知してしまって良いんでしょうか?

その人の運命を変える診断になってしまうかもしれないので、発達障害の診断と告知は慎重に行われるべきだと考えています。

初診で確定診断を受けてしまった方へ

初診でいきなり確定診断を受けて困っている方に、少しでも手掛かりにしてほしいことを抜き出してみました。

今からでも遅くない。健康診断を受けよう

今からでも遅くありません。

内科でも職場の産業医でもいいですし、健康診断を受けましょう。

血液検査だけでは分からない疾患もありますが、血液検査や尿検査くらいならすぐに健診専門の病院で受けることができます。

発達障害専門の病院を受診しよう

発達障害専門の病院は、現在は予約で数か月待ちと言うことも少ないくないようです。

診断のためにしっかりと身体的な疾患が無いか、他の精神疾患を併発していないか総合的に診て判断してくれるところを選んでください。

できれば、脳波やMRIまで撮ってくれるところのほうが良いです。

自分が発達障害と納得がいかなかったとき、自分で脳波とMRIをお願いしましたが、医師に「そこまでするのか…」って少し呆れた顔をされてしまいました…。

ただの一般病院の精神科だと、くまなく検査はしてくれませんので、病院選びは慎重に行ってくださいね。

納得行かないならセカンドオピニオンもあり

自分が初診で発達障害と診断されて納得している方もそうでない方も、セカンドオピニオンを受けてみる価値はあります。

セカンドオピニオンとは主治医ではなく別のもう一人の医師から、意見を聞く診察のことです。

発達障害の診断が貰えないから、覆らないからと言ってドクターショッピングはやめましょう。

心がとても疲弊し自分が何なのか分からなくなってきます。

不調をすべて発達障害のせいにしてはいけない

僕は発達障害の診断を受けていますが、発達障害の診断を受けたくて受けたわけではありません。

たまたま精神科に通院していたら診断されました。

ふだんから自分の体に不調があると、「発達障害だから」と心のどこかで思ってしまいがちです。

ですが、やはり心の不調は生活リズムの乱れから起こることもありますし、他の精神的な病気、身体的な病気で起こることもあります。

僕も大きな口を言える立場ではありませんが、最低限の生活リズム(昼夜逆転しない、朝は普通に起きる、週に3日は散歩するなど)は守るように頑張っています。

自分の不調の原因として発達障害を新たに知れることはいいことです。ですから、少しでも「発達」だけではなく自分の「こころ」と「からだ」に問いかけることを忘れないで上げてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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