関係念慮で毎日が怖かった~カーテンが揺れるのは僕のせい?

こんにちは。発達障害でASD(アスペルガー)とADHD持ちのユウキ(@yu_ki_no313)です。

今日は、関係念慮という思考についてお話したいと思います。精神科に関わっている人なら聞いたことがある方も多いかもしれません。

自分とは全く関係のないことを、自分に結び付けて考えてしまうことを言います。

(例)友達が今くしゃみをしたのは僕が臭いからなのでは。

これが被害的な考えだったり、「~に違いない」という確固たる考えに変われば「被害妄想」に変わっていきます。

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関係念慮はどんな人がなってしまう?

統合失調症の症状と言われていますが、明確に「こんな人がなる」とは言い切れません。

現に僕は統合失調症の診断が出ていませんが、関係念慮があると診断書に書かれていました。

不安障害、対人恐怖症や視線恐怖でも感じる人は多いです。

僕の個人的な考えですが、「人に嫌われたくない」という承認欲求が強い人は、常に他人の顔色・動作を伺う傾向にあるので、行き過ぎて関係念慮が出てしまうのではないかと感じています。

関係念慮があるからといって、統合失調症だと判断することはできません。診断をするのは医師ですよ~。

僕が感じていた関係念慮

  • 入院しているときの消灯後、寝返りを打つとたまたまカーテンが揺れて外灯の明かりが入ってきた。それを見て、「寝返りを打つとみんなが起きてしまう!寝返りはしちゃだめだ!」と思い込む。寝返りを我慢するため、不眠&体のあちこちが痛くなる。

  • 韓国であったセウォル号沈没事故。以前乗ったことがある船だったので、自分のせいのような気がして居ても立っても居られない。落ち着かない。ニュースから目が離せなくなる。

  • 残酷なニュースがあると、自分に関係ないのに申し訳ない気持ちでいっぱいになり、精神的に不安定になる。寝込む。一時期主治医から「テレビ禁止令」が出る。

  • 今は治療の甲斐もあってかほとんど関係念慮はなくなってきている。ニュースも普通に観られる。だが人の表情・行動に対して良く被害妄想的にはなってしまうので、外に出るのが怖い。

誰にでもある症状なのでは?

関係念慮について考えたとき、「それくらい誰にでもあるのでは?病気と思い込むのは間違っている」と思う方もいるかもしれません。

僕も、関係念慮という言葉を知るまでは「みんなが感じているもの」だと思っていたんです。

誰にでもある「心配性」は、例えば「友達が風邪をひいたのは、私がくしゃみをしたからかもしれない」などと一定の関連性があります。

「関係念慮」は、「僕が寝返りをうつとカーテンが揺れてみんなが起きる」という感じで、関連性を見出せません

普通の人なら関連性が見いだせない事でも、本人は「関連性がある」と思い込んでいます。

これは僕の場合ですが、自分が考えたくもないのに、勝手に思考に入り込んでくる・浮かんでくる感じがするのも関係念慮です。

関係念慮を治療するには

投薬治療が最も有効な手段だと思います。僕には抗不安薬、抗精神病薬(エビリファイ)が結構効きました。

何度も重ねて僕の場合という話になりますが、「関係念慮というものがある」と主治医から教わっただけでだいぶ思考がクリアになりました。

関係念慮が浮かんできたときに、「これはもしかして関係念慮かもしれない」と立ち止まれる時が増えてきました。

毎回の診察で、「あれは自分のせいかもしれない」と言うと、「なんでそう思うんですか?」と尋ねられ、「それはあなたに関係あることですか?」というような誘導尋問的なことをされました。

今思うと、「認知行動療法」だったのかもしれません。3年ほどかかりました。

認知行動療法とは:ものの考え方や、とらえ方を見直して、「思考の歪み」を少しずつ改善していく治療法のことです。「ありのままの自分」を受け入れていくための治療法とも。【注意】統合失調症の患者さんには認知行動療法は逆効果だと言われています。

外に出るときはまだつらいときがあります。主治医には少しずつ外にでて訓練していくしかないと言われているので、頑張って外に出るようにしています。

まとめ

関係念慮とは、自分に関係ないことを自分に結び付けていく思考のことです。あなたが悪いのではなく、病気の症状であることが多いです。

一般的な心配性と違うのは、結び付けるものに「関連性が見いだせない」ことです。

関係念慮は自分でも気づけないことが多いです。

苦しいとき・自分ではどうしようもないとき・身近な人が苦しんでいるときは医師への相談を検討してください。

僕は、お薬や認知行動療法的な診察で3年ほどかけて少しずつ改善していきました。

焦らずに少しずつ自分の思考に気づけるようにしていきましょう。

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