ベンゾジアゼピン系は規定用量でも依存が形成される!?厚労省より

お薬に詳しい方や医療従事者の方ならとっくにご存知かもしれませんが、3月の下旬ごろに厚生労働省が通達を出しました。

その内容をざっくり要約しますとこんな感じです。

「ベンゾジアゼピン系の薬は、規定用量飲んでても漫然とダラダラと飲んでると依存が形成されることがある。そうなると減薬や断薬のときに離脱症状が出ることがある!処方には注意して!」という通達です。

恥ずかしながら、僕はこの通達があったことをつい最近知りました。

昔レキソタンを1日3回飲んでいたのを2回に減らしたとき、とてもつもなく体調が悪くなった時のことを思い出して、「あれはやっぱり離脱症状だったのか…」と納得がいったのです。

…と同時に怖くなりました。まだレキソタン1日に2回計4mg飲んでいるんですよね。

というわけで、今回は同じようにベンゾ系のお薬を飲んでいる方向けにどんな薬が要注意の対象なのか、離脱症状が出たらどう対処したらいいか…など僕の体験談を交えてお話しようと思います。

自己判断で減薬・断薬したり、または増量したりは絶対にやめましょう。医師の診断を仰いでください。

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厚生労働省の通達による要注意のベンゾ系お薬一覧

参考催眠鎮静薬、抗不安薬及び抗てんかん薬の 「使用上の注意」改訂の周知について(依頼)| 厚生労働省(PDFが開きます)

医薬品名作用主な流通名
アモバルビタール睡眠イソミタール
アルプラゾラム不安ソラナックス、コンスタン
ロフラゼプ酸エチル不安メイラックス
エスゾピクロン睡眠ルネスタ
エスタゾラム睡眠ユーロジン
オキサゾラム不安セレナール
クアゼパム睡眠ドラ―ル
クロキサゾラム不安セパゾン
クロラゼプ酸二カリウム不安メンドン
ジアゼパム不安
睡眠
抗けいれん
セルシン、ホリゾン
クロルジアゼポキシド睡眠、不安バランス、コントール
セコバルビタールナトリウム睡眠アイオナール
ゾピクロン睡眠アモバン
ゾルピデム酒石酸塩睡眠マイスリー
トリアゾラム睡眠ハルシオン
トリクロホスナトリウム睡眠トリクロリール
ブロモバレリル尿素睡眠ブロバリン
ニトラゼパム睡眠ベンザリン、ネルボン
ニメタゼパム睡眠エリミン
ハロキサゾラム睡眠ソメリン
クロチアゼパム不安リーゼ
フェノバルビタール抗てんかんフェノバール
フェノバルビタール(注射剤)抗てんかんフェノバール注射液100mg
フェニトイン・フェノバルビタール抗てんかん
睡眠
ヒダントールD、E、F配合錠
フェニトイン・フェノバルビタール・安息香酸ナトリウムカフェイン
フェノバルビタールナトリウム(坐剤)抗てんかんワコビタール、ルピアール
フェノバルビタールナトリウム(注射)抗てんかんノーベルバール静注用250mg
フルジアゼパム 不安エリスパン
フルタゾラム不安コレミナール
フルトプラゼパム不安レスタス
フルニトラゼパム睡眠ロヒプノール、サイレース
ブロマゼパム不安レキソタン
フルラゼパム塩酸塩睡眠ダルメート
ブロチゾラム睡眠レンドルミン
ペントバルビタールカルシウム睡眠ラボナ
抱水クロラール睡眠抱水クロラール
メキサゾラム不安メレックス
メダゼパム不安レスミット
リルマザホン塩酸塩水和物睡眠リスミー
ロラゼパム不安ワイパックス
ロルメタゼパム睡眠エバミール、ロラメット
クロナゼパム抗てんかん
不安
リボトリール、ランドセン
クロバザム抗てんかんマイスタン
 ジアゼパム(坐剤)抗てんかんダイアップ
プリミドン抗てんかんプリミドン
ミダゾラム
(てんかん重積状態の効能を有する製剤)
抗てんかんミダフレッサ
エチゾラム不安デパス

以上、47種類のお薬が通達の対象となっていました。

中にはエリミンなどすでに製造中止になっているものも含まれています。また、作用に「不安」と書いてありますがこれは「抗不安」のことで、飲むと不安になるお薬というわけではありません。

僕が飲んでいる薬・感じた離脱症状

みなさんが飲んでいるお薬は対象となっていたでしょうか?

僕は4種類の精神科系のお薬を飲んでいますが、2種類が対象でした。(レキソタン・レンドルミン)。

レンドルミンは眠れないときに週1~3くらいしか飲まないので依存は無いでしょうが、レキソタンはかれこれ毎日4mgを4年くらいは飲んでいるので確実に依存は形成されているでしょう。そのうちの1年は6mgでした。

主治医に「ベンゾジアゼピン系は依存が心配だ」と言ったところ、「規定用量なら問題ない、しかも1日6mgはごく少量だから依存にはならない」と言われて安心しきっていました。しかし、調子が少し良くなり6mgを4mgに減らしたところ、離脱症状のようなものが出ました。

言いようもない恐怖感と焦燥感でじっとしていられなくなり、「もういっそこんなにつらいなら人生を終わらせたい」とまで思うくらいのものでした。

毎日毎日、人生の終わりが直に僕に迫ってくるような…何とも言えず気持ち悪くて仕方なかったです。

ちょうどエビリファイを増量した時期でもあったので、主治医からは「ベンゾの離脱症状でここまでひどくなることは無い。アカシジアだからアキネトンを出しましょう」と言われて飲みましたが、気休めになる程度で、毎日迫ってくる恐怖感はあまり変わりませんでした。

離脱症状は徐々に少なくなっていった

離脱症状といっても、減薬であり完全にやめたわけではないので、日に日に恐怖感は感じなくなっていきました。

つらいときは頓服として主治医の指示のもと、レキソタンを半錠だけ飲むようにしたのと、もともと量がそこまで多くなかったのも良かったのかもしれません。

症状が落ち着くのは数か月かかりました。

これは皆さんが知りたい「ベンゾジアゼピン系の離脱症状の緩和方法」にはなっていないかもしれませんが、「これは離脱症状だ。悪いのは薬であって自分じゃないんだ」と知っておくのも良いでしょう。

実際僕は「離脱症状ですね」とは診断されていませんでしたが、「これが離脱症状なのでは…だとしたらつらいのは仕方ない…今は耐えないと一生薬がやめられないんだ」と思うと気休めにはなりました。

まとめ・自己判断は禁物です

ベンゾ系のお薬を飲んでいる方は焦ったかもしれません。「依存していたらだめだ!今すぐやめよう!」という自己判断による減薬・断薬は非常に危険です。

最悪の場合、命を落としかねない取返しのつかないことになってしまいます。

とは言えつらいですよね。こう書きつつ僕も、どうやったらレキソタンをやめられるか、次の診断でどう言おうかと考え中です。

1回目の減薬のときがかなりつらかったので、尻込みしてしまいます…

減薬は調子が良くならないと始まりません。少しでもこの記事を読んでくださっている方が、お薬に頼りながらでも、そしてお薬が無くても、少しでも精神的に安定した生活ができることを願っています。

以上、発達障害でASD/ADHD持ちのユウキ(@yu_ki_no313)でした。

(追記)減薬に取り組み始めました。

レキソタンの減薬はじめました。薬代が変わらないって何で!?
もう何年も飲んでいるベンゾジアゼピン系のお薬、レキソタン。少しでも今後の健康のためにと、減薬にチャレンジすることにしました。なのにお薬代が変わらなかったんです。なぜでしょうか。考えてみました。

これまで執筆した体験談・解説はサイトマップをご覧ください。

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